こんにちは。エックスです。
ビリヤードやっていると、ブレイクショットって派手でとても魅力的なところですよね。
そのブレイクショットをするためだけの『ブレイクキュー』はとても重要なキューです。
なぜならブレイクショットはゲームの行く末を左右するくらい重要なショットです。
ほかにもブレイクショットでドカーンって球がちらばる光景やテーブルの真ん中にピタッと止まった手球って、なんというか気持ちいいんですよね。
この記事では
①ブレイクキューが必要な理由
②ブレイクキューのタップとその特徴
③ブレイクショットのポイントとは
④おすすめできるブレイクキュー5選
の4点を解説します。
ぜひみなさんにぴったり合うブレイクキューの参考になると嬉しいです。
自分はたまにハウスキューでプレイしますが、全くブレイクが安定せず、球も綺麗に割れてくれません。
今はブレイクショットで使うブレイクシートがあるので、しっかり球を隙間なく配置出来ているんですけどね…
では、いってみましょー。
Contents
ビリヤードブレイクキューの役割と必要な理由
ブレイクショットが上手くいかなくても、その後のプレーが上手く行けば問題ないと思っているかもしれませんが、そんな事は全くありません。
トッププレイヤーの方々はブレイクショットの練習をかなりフォームからフォロースルーや重心、スタンスまで分析されております。
そのブレイクショットで使うキューがブレイクキューになるわけですが、なぜブレイクショットの為だけにブレイクキューがあるのでしょうか?
それは、ブレイクショットではそれなりにパワーが必要とされるからです。
◼️ブレイクショットにはパワーが必要
当たり前と思われるかもしれませんが、ではそのパワーは素晴らしきブレイクキューを手にすれば、パワーモリモリになるかというと、残念ながらそうではありません。
昔々中学校くらいですかね、習いました。はい。物理の授業。。思い出せないので、ボーリングをイメージしましょう。
ストライクをとる為に必要な要素は
・狙った所に当てる事
・重たいボール(ピンを倒すのに負けない重量)
・ボールのスピード
ビリヤードは紳士的かつ集中力&とても熱くなるスポーツであるとともに『物理学スポーツ』と言えるのではないでしょうか。
この法則に従った上で、ブレイクキューはその力を動点へ効率良く力を伝える事に特化したキューなのです。
◼️強く撞くので、手玉に安定性が必要
強く撞く事になるので、どうしても力んでしまいます。するとどうでしょう?
ブレイクショットを練習していると、毎回同じように撞けないのはまさに力んでしまうからです。
手玉の撞点がズレてしまうと、狙った所に当たらなくなってしまいます。そして、狙いがずれれば、手玉もあっちこっちにいってしまったり、最悪手玉が場外してしまうこともあります。
ブレイクキューの性能の1つとして、ブレイクショット時の手玉への撞点の許容範囲を広げてくれるという特性があります。これにより、多少の撞点がずれたとしても、狙った方向へ手玉を撞くことができるのです。
これにより手玉に安定感がでるのですね。
ブレイクキューに付いているタップの種類と特徴
ブレイクキューを使ったことがある方にはお分かりかと思いますが、ブレイクキューで球を撞くと『カンッ』とても甲高い音がしませんか?これはプレイキューには出せない音ですよね。(キューミスすれば出せますが。。)
主にソニックタップが使われており、その理由もきちんとありますソニックタップは超高反発性なのにも関わらず、意外と食いつきがいいのが特徴です。つまり球離れがすごく良く、かつ打感が程よく残るイメージでしょうか。
実は非力なプレーヤーでもこの反発力が強いブレイクを撞ける秘密の1つでもあります。
ブレイクショットの狙い方や撞点などのポイント(ナインボール編)
みなさんは納得のいくブレイクショットを目指していますよね?ではどんなブレイクショットが理想でしょうか。ブレイクキューを生かす為にも最低限必要なスキルを身につける為のヒントになればと思います。
◼️狙うポイント
プロプレーヤーを含め上級者(SA,Aクラス)の方は基本、①番より若干ブレイクを撞く側にずらしています。その理由は次の撞点で明らかになります。
◼️撞点について
撞く方向は上記でお伝えしましたが、どの撞点がベストなのでしょうか。それは基本ドローショット(引き球)です。まず、フォローショット(押し球)は99%あり得ません。なぜなら、ブレイクショットで仮に①番がポケットされても②番はほとんどヘッドライン側へ向かいます。なので基本ドローショットで手球は中心もしくは若干ヘッドラインにポジションします。
ブレイクショットで取り出しが難しいとマスワリはなかなか出来ませんので、ここは重要です。
◼️体重移動について
みなさん、ここは考えないようにしましょう。一朝一夕では出来ません。練習あるのみですが、今は体重移動させなくても十分強いブレイクは撞けます。
しいて言うなら、
・テイクバック時にレスト側の肩を内側に入れると同時に重心は後ろへ移動します。この時、おへそとキューが垂直方向に開き、スタンスは前足のかかとが少し浮くくらいになる感じです。
・インパクトに向けて、おへそは元のストローク時の方向へ戻りつつ重心は前に向かい、スタンスの前足が体に支点になるイメージです。
・最後にレストはがっちり&フォロースルーはドローショットをイメージするので、キュー先はラシャに向かいます。ただし、ラシャは傷つけないようにしましょう。
おすすめブレイクキュー5選☆違いの比較しました☆
さて、では私がオススメする扱いやすく、信頼できるブレイクキューをこちらになります。
◼️少しの力で十分なMezzのパワーブレイクシリーズ
言わずと知れた有名キューメーカーのMezzのパワーブレイクラインナップです。
Mezzパワーブレイク
初代パワーブレイクと言って良いでしょう。ユナイテッドジョイントで耐久性も強く、今でも愛用しているプレーヤーは多いのではないでしょうか。
特徴としては、若干手球は暴れやすいと私は感じますが、パワーはかなりあるブレイクキューだと思います。もし手球を安定させたければシャフトを『ディープインパクトプロ』に変えるのも有りかと。こういうカスタム出来る所も良い点の1つですね。
MezzパワーブレイクⅡ
こちらはパワーブレイク2代目みたいな感じで、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、若干短めのブレイクキューになります。
バットに重りリングを付ける事ができ、キューのバランスや重さを好みに調整できます。
私も持っていた事がありまして、感想としては初代パワーブレイクよりキューが短い為、振りかぶるなど無駄なテイクバックが出来なくなります。そう言った意味でストロークに安定感が生まれるので、ブレイクも安定します。コントロールブレイクに向いて いると思います。
Mezzパワーブレイク魁
これは今までのパワーブレイクの良いとこ取りなブレイクキューではないでしょうか。パワーのあるバットとディープインパクト2シャフトのコンビネーションは、確実にパワーとコントロール性を備えたブレイクキューです。
値段ははりますが、間違いないブレイクキューです。
◼️カーボンシャフト搭載のプレデターBKシリーズ
ブレイクキューといえば、プレデターは外せませんね。利用しているプレーヤーが多いので1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
プレデターBK2
このブレイクキューの面白い所はプレイキューとして代用がきくという点でしょうか。もちろんプレイキューの方が性能は良いですが、ほとんど見越しがない為、意外と中途半端なプレイキューより優れてしまうのです。
もちろんブレイクキューとしての特徴としては、手球の安定性は抜群に良いです。撞点にもよりますが、余程変な撞点、方向に当てない限り手球がかなり安定します。パワーは普通でしょうか。
ちなみに私は普段パワーブレイクを使っているのですが、スピードガンで球の速度を測ってみるとパワーブレイクより1~2km/h落ちます。
プレデターBK3
そしてこのプレデターBK3がそのパワーを改善した最高峰のブレイクキューになります。手球の安定性を落とさずにパワーもあるという、文句の付け所がありません。持っていれば、確実にあなたのマスワリ率は上がるでしょう。
ジャンプ&ブレイクキューもオススメ
これからブレイクキューも購入して、するとジャンプキューも用意してとなると出費がかさみますよね。それにキューケースにそんな一杯キューが入らないという方もいらっしゃるかと。
そこでオススメなのがジャンプ&ブレイクキューです。性能はやはり個別に持つのが理想ですが、最適解として上手く使うのをオススメします。
◼️アダムAJBシリーズ
アダムも国産メーカーでとても信頼できます。そのアダムのジャンプ&ブレイクキューAJBシリーズはブレイクキューとしてはパワーは標準で、コントロールする為にもブレイクフォームがある程度かたまってる必要があると思います。
ジャンプキューとしては、ショート△ミドル◎ロング○といった所でしょうか。わたくしの個人的な意見になりますが。ダーツストロークでも飛ぶので、使いやすさは良いと思います。
ジャンプ&ブレイクキューをご検討されている方にはまずオススメするキューです。
まとめ
いかがでしょうか?
今回はとても有名なブレイクキューを比較してみました。個人的な感想ではありますが、性能は両者とも素晴らしいブレイクキューで間違いありません。どちらか持っていれば十分で長く愛用できるはずです。みなさんの好みに合わせて、ブレイクキューをお悩みのあなたは是非とも手にとって見てください。
素敵なビリヤードライフになりますように。