こんにちは!今年も宜しくお願い致します!
シブエックスです。
今までいろいろな上司と出会い、いろいろな部下を見てきました。
会社の悩みの1つでもある人材育成に繋がる事ですが、フィードバックという言葉が一般的になってきてますね。
特に初めてのフィードバックの不安な点、疑問点を私と一緒に学んでいきたいと思います。
Contents
フィードバックの意味と必要性
フィードバックとは本来、電子回路の用語であります。
ビジネスにおいては日々の業務内での行動や目標においての結果、成果を考察し、対象者へ半年後や1年先の成長した自分の姿を見せてあげる事だと考えてます。
みなさんも1度はフィードバックを受けた事があると思います。
Aさん『今日は○○で△△をして、結果は□□でした』
B上司『お疲れ様。じゃー次はこうすると良いかもね。宜しくー』
みたいな感じを良く見ます…が
これはフィードバックではありません。ただの報連相の一部に過ぎませんよね。
フィードバックをするという事は、少なくとも業務知識、問題解決能力は最低必要になってきますし、そもそも対象者と共に次のステップへ進む為にはどうしたらいいか、コンセンサスをとっていくスキルも必要です。
だから、現時点での問題を理解して、それを乗り越えるヒントを貰い、互いに話し合い成長していけるのです。
仕事が身に付いてくるから、楽しい事、つまらない事が判断できるようになるのです。
長所、短所が理解できるから、マネジメントできるのです。
そして、能力のベースアップに伴い強い組織、会社になれるからこそ、従業員満足度にも目が届き、さらに強くなっていくのです。
フィードバックをしないと
先ほどの事例や忙しくてフィードバックできない、という事を聞きます。
しかし、組織を作り上げる上で、フィードバックをしないとマネジメント構築に影響があります。
部下に与えた仕事がなぜ出来ないのか、どのような段階に今いるのか、何を理解して、何が分からないのか。
これらを理解せずにアドバイスは出来ません。
また、フィードバックはなにも部下へする為のものではなく、自分自身にしていく必要があります。
セルフマネジメントをしていくのって難しいですよね。
人を管理していこうとするなら、まずは自分の業務、やり方、ツール、時間を管理していないと、それらを部下へおとしていく事は出来ません。
そこで、自分でどうしたらいいかを考えますよね。
ですがー…その出した答え…『合ってますか』と判断できますか?
だから、フィードバックが必要なのです。
フィードバックの重要な4つのポイントとは
以前、指導育成の部分で初めての部下に対して能力考課をするのにやり方が分からないと相談を受けました。
話を聞いていくと部下の能力はある程度把握しているのだけど、目標に対しての達成率が良くなく、どうしたものかと悩んでしまいました。
(んー…能力考課について聞きたいのか?目標を達成させる方法について相談したいのかな?と私が悩んでしまいましたが)
結果、報連相は出来ていたけど、その報告に対して現在の業務の段階を理解し、次のステップに向かうための具体的な施策まで話を詰めていなかったです。
これでは指導していないのと同じなので、出来るようにならないのは当たり前なのです。
初めて部下へフィードバックをするとなった時に、ある指示や目標に向けての設定が前提ですが以下のポイントをおさえるだけでフィードバックが成り立ちます。
1,ゴールに対しての現在の位置(ステージ)を共有する事。何が出来て何が出来ないのかが分からないと、指示やアドバイスなんて出来ません。
2,出来なかった事に対しての理由を理解し、どうしたら出来るようになるかを理解する事。ここで上がってくる原因を解決する事が、次の壁にあたった時の解決する手段や知識に繋がっていきます。
3,基本的にはフィードバック対象者からの意見を引き出し、主体的に考えさせる流れを作る事。対象者がへ~そうなんだ!で終わる内容では成長を促せません。自分の言葉ではないので、自分で動く事ができないのです。
4,傾聴、承認の使う時は注意する事。相づちをうち、対象者へ話を聴いてくれているという雰囲気を作る事で互いの心の壁を薄くさせる事は1つのテクニックとしては有効です。本来の意味としては『積極的に耳を傾け、相手の心にある感情や情感にも意識を向け心の内面をとらえようとする事』を理解して使いましょう。また同じく相手を承認するという事も使いますが、承認欲求にとらわれないようこちら側も配慮する必要があるでしょう。
まとめ
フィードバックをすれば対象者の能力が上がるというのは間違いです。
あくまでヒントを通して、本人が成長をする1つの手段を与え、それを生かすか生かさないか、という話です。
イギリスのことわざで『馬を水辺に連れていく事はできても、水を飲ませる事はできない』という言葉があります。
ただ、私はこのフィードバックを通して仕事での悩みを解決して『仕事が辛い』という意識を減らしていきたいと考えてます。