経営者必読┃管理職が抱く不安とは

冬至も過ぎ、少しづつ日が伸びたなぁと感じているシブエックスです。

こんにちは!

私は管理職につきまだ5年ちょっとですが、その職責を担う中で経験した本音をお伝えしていこうと思います。

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会社の理念が分からない事

みなさん、自社の経営理念はご存知ですか?私は経営理念のは無縁の中で働いていました。といえか、自分の生活の中に自社の経営理念の必要性を感じる事はありませんでしたので。

社長は孤独であり、社員の生活の責任を担っています。もちろん、ここに挙げた責任はただ一部に過ぎませんが。組織化されている会社であれば、管理職のクラスにもよりますが、自社はどういった理念を持って『社会』『仕事』『人生』と向き合っていくのかを共有する必要があります。ここでは、現実的にというのが重要で、ただの理想論を掲げて行動に伴わない理念では逆効果であるのは言うまでもありません。

そして、従業員は生活の為に自分の時間を切り売りし、与えられた仕組みを活用し、その対価として給与をもらっています。無償で働けますか?なんてのは聞く意味がありませんし、求めてもいけません。だからこそ自社はこういう存在価値の意味を現実的に示していかないといけない訳です。で、冒頭でも書きましたが、従業員は経営理念なんて気にもとめていないのが現状です。しかし、はっきり言って経営者と従業員は全く別ですが、管理職クラスでは多少なりとも意味を持ってきますので、従業員に対して伝えていく中で行動規範を示していき自社の発展、社会への貢献に繋げていくのです。

だから、少なくとも経営理念は大企業、中小企業、個人事業の区別なく必要になってくるのです。そこに基づき、自らの価値観と照らし合わせ自己啓発をしつつ、マネジメント管理を遂行していくのです。

何をするにも時間が足らない事

管理職の仕事は幅広く業績の判断基準が数値化されます。例えば、営業マンが契約を取る事がノルマだとしたら、管理職は営業マンの実績の管理から会社にもたらす利益はどれくらいなのか、という結果が重要なのです。また管理職になると職務のレベルが判断業務になっていくので必然と仕事量が増えていきます。最近では職責が過大になり業績の達成という短期計画から人材育成、業務改善という中期計画をしていく上で、人員の減少による影響でさらなる負担がかかってきています。『プレイングマネージャー』をせざるおえない管理職が増え、本来やるべき業務に手が回らないのが現状です、という話はよく聞きます。

仕組みを作り、それを回す事が必要にも関わらず自分で行動していく事が悪い訳ではありませんが、限りある時間の中で業務を遂行していかなくては、本末転倒です。自分がやるべき事にフォーカスしていくのです。

人材が育たない事

人を育てるというという事は簡単ではありませんし、時間がとてもかかります。だからこそ、計画に沿って修正をかけつつ目標のレベルまで追っていく必要があります。

仕事内容については事前の研修によるOFFJTで知識を得て、経験をするOJTにより改善、検証をしていく中で確実に成長していくでしょう。たまに全く仕事を覚えなくて困っているんだよ、という話を聞きますが、たいてい仕事の任せ方の問題です。要は、要点ややり方を伝わってなければ、そこから得られる事自体ほとんどないでしょう。何も変わっていなかいのです。なので私はいろいろな指導のパターンを持っています。

例えば、事細かに手順を説明したりする時や、あえて難しい言葉で要点しか説明しない時など1つ上のレベルで教える事がありました。また、ここで重要なのが伝え方の方法を何パターンも持つ事です。

ただ、そうは言っても人には個性や個別の価値観、様々な感受性というものがありますよね。人に1~10まで説明するのに、人にあった説明方法が必要になってきている時代です。人には産まれた環境から育ってきた家、友達、楽しかった遊び、つまらなかった思い出なり人生が全く違うのでこちら側の配慮も必要になっています。

余談ですが…そうなんです。この配慮が育成の根底を狂わせていると考えています。圧倒的に人よりロボットをコントロールするほうが楽で、人は2人揃えば、悩みはすぐにでますよ。そして、配慮する事は成果を上げるという面ではあまり意味がありません。結果に伴わないからです。なのに今はずいぶんと働き手が配慮される時代になりました。そのしわ寄せは確実に管理職によってきますので、脱却していかなければ悪循環を生むでしょう。

現に部下のモチベーションを上げる為にはどうしたらいいか?という悩みも増えてきていますが、この責任も業務過大の1つの原因でしょう。

育成の定義が問われます。

という訳で、お互いの長所短所や業務量、レベルを理解した上で、どのタイミングで何時までにどのレベルに対してどのような知識を与えてどのような手順を踏ませ報告体制をとっていくのか、を決めていくスキルも求められてきます。

まとめ

管理職の悩みとしてはまだまだあると思います。以前やりたい事をしたければやりたくない事をやればやりたい事をする時間ができる!と言われた事がありますが、私は反対だと思いました。

嫌な事をして楽しみなさい的な感じです。そうではなく、楽しむ事だけを考えないと、そこに時間を使わない事にはいかんでしょうと。

今からどうしたら楽しめるか、楽になるかを考えていきましょう!

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