こんにちは、エックスです。
大手レンタカー会社の現役店長がお伝えするレンタカーワールドへようこそ!
みなさんはレンタカー会社でアルバイトをしようか悩んだことはありますか?
この記事では
①レンタカー会社での仕事内容
②実際に働いているスタッフからの体験談
③レンタカー会社で面接するときのポイント
を細かく解説していきます。
なぜ細かく解説できるかと言うと、私は大手レンタカー会社に約10年間勤め現役店長として、ほとんどの業務から仕組みまで理解しているからです。
この記事を読み終えた時には、実際に働いているイメージが沸く内容になっていますので参考にしてみてください。
もし直ぐにでもレンタカー業務のアルバイト募集があるかどうか確認したい方はこちらをどうぞ。
シゴトイン・バイト
※一括検索できるのでとても便利ですよ。
では話を戻して、行ってみましょー。
Contents
【仕事内容】レンタカーの具体的な業務内容
レンタカーの洗車
レンタカーの洗車では、車内を掃除機で綺麗にしたり、車内の水拭きがあります。
カーシェアとは違って、利用が終わったら次の利用者が快適につかえるように毎回掃除します。
掃除機をかけ終わったら車内の水拭きをします。近年、より衛生面の管理が重要視されているので、手の触れる部分のアルコール除菌も行っています。
簡単な日常点検
車の知識がないのに点検ができるか不安に思う心配はありません。
レンタカー会社の点検整備はもちろん整備の資格など不要で、業界未経験者でも1日で覚えられるくらい基本的な内容になっているからです。
以下の項目が主な点検項目になります。
・空気圧の確認
・タイヤの残溝
・油種、液類の確認
・灯火装置の確認
・非常用装備が車に積まれているかの確認
となります。
点検項目のやり方はレンタカー会社によって異なる部分はありますが、確認する項目は『道路運送車輌法』という法律で定められているのでどこのレンタカー会社でも変わりません。
レンタカーの回送・配車
レンタカー業務では実際にレンタカーを移動するケースが多々あります。
例えば、レンタカー店舗間の回送や、乗り捨てされた車の回収、お客様のもとへ届ける配車などがあります。
事故が起きた時の被害者へレンタカーを手配する保険代車はカーディーラーや会社、利用者の自宅へレンタカーを配車しています。
たいてい2人1組で足車を使って車を移動するので、不安に思う必要はありませんよ。
業務中にレンタカーで事故を起こしたら自腹になるのか
車の運転には事故にあうリスクが伴います。
私の経験上の話になってしまいますが、今までレンタカーを業務中にぶつけてしまっても自腹で修理することはありませんでした。
レンタカーには任意保険が付保されておりますから、たいてい保険を使うか、営業所が負担をしています。
もちろん、レンタカーは商品なので大切に扱う必要はありますが。
それに事故を起こすのは故意ではないにしろ、決して良いことではありませんよね。
AT(オートマ免許)限定でも平気なのか
レンタカー会社にはさまざまな車輌が取り扱われております。
軽自動車からマイクロバス、トラックなどが揃っています。
現状、マニュアル車の取り扱いはレンタカーが100台あったとして1台くらいなものです。
利用者のなかにはマニュアル車しか乗れない等のニーズがありますが、働く上でat(オートマ)限定免許でも問題無いと言えます。
逆にマニュアル免許や大型免許を持っていたりすると、レンタカー会社によっては時給の面でも優遇される場合があります。
レンタカー店舗内での受付事務
レンタカー業務にはバックヤード業務とカウンター業務に分けられます。
店舗内の受付業務はカウンター業務に振り分けられます。
業務内容は主に『接客対応』『電話予約の対応』『伝票処理』があげられます。
カウンター業務になるとパソコンを使いますが、専門的な知識は必要ありません。
私の経験上、パソコンの入力すら普段しないスタッフでもパソコン業務は例外なくできるようになっています。
また、カウンター業務ではお客様と直接ふれあうことが多いので、レンタカーのさまざま知識が必要になってきます。
大抵レンタカー会社に就職が決まったら、まずは洗車などのバックヤード業務をこなして、そのあとにカウンター業務を覚えていくというのが通常の流れになってきます。
【大学生アルバイト体験談有り】レンタカーのアルバイト評判・口コミ
実際にレンタカー会社でアルバイトをしているスタッフにアルバイト体験談をきいてみました。
実際の業務で起きたことなので、かなりリアルな声になりますので参考にしてみてくださいね。
レンタカーを移動している時にぶつけてしまった
急遽、来店されたお客様がすぐにレンタカーを使いたいとのことでAスタッフから『フィットの○○番をガソリン入れにいってもらっていい?』と言われ、車を動かそうとした時に運転していた車を隣の車に擦ってしまいました。
慌てて混乱していると、先輩のBスタッフが『どうしたの?大丈夫か?』とすぐに駆け寄ってくれて自分の変わりにガソリンを入れに行くなど対応してくれました。
他のスタッフのみなさんからも『大丈夫かい?』と心配をしてくださり、申し訳ない気持ちと心配してくれたみなさまへ感謝の気持ちです。
これからはより車を移動する時は気を付けていきたいと感じました。
今まで車の空気圧すら見れなかったけど、今では簡単に見れます
この仕事をする前までは自分の車の空気圧を見ることはありませんでした。
そもそも空気圧の見方を分からず、車の知識が全くない素人でしたが、レンタカーの点検の仕方を教えていただいたお陰で今では簡単に空気圧の確認ができます。
車のタイヤの重要性まで丁寧に教えてくれたA社員にはとても感謝しております。
これからも分からないことがあった時は宜しくお願いします。私も業務、頑張ります!
夏場の洗車と冬の寒さがキツく大変だった
レンタカー会社に勤めて4ヶ月になります。
入社時の説明で車の洗車は大変ときいておりましたが、初めての夏場を経験しました。
正直、エアコンの効いている事務所とは別世界と感じるほど外は暑くて大変でした。
そんな時にA店長が『体調はどう?暑いでしょ。熱中症になったら大変だからこまめに水分補給は自由にしていいから』と気にかけてくださり、さらにみんなへ飲み物を差し入れしてくれました。
暑くて大変でしたが、まずは自分にできることをしっかりとこなせるよう頑張りますので、これからも宜しくお願いします。
遠方の回送や配車が入ると、1日が早く終わって楽だった
今日はお店から約150km離れた別店舗へ車の回送をしました。長距離は神経使うと言われてましたが、運転が好きな自分にとってはとても楽しいドライブでした。
店長からは『レンタカーは商品だから、くれぐれも安全運転でね。トイレとか休憩はある程度とってかまわないよ』ともアドバイスを頂きました。
この仕事をしていると、車の移動があるのでとても道を覚えることができました。
これからも安全運転で頑張ります。
レンタカー会社でアルバイトする【メリット・デメリット編】
レンタカーのアルバイトするメリット
レンタカー会社で働くにあたって、どのような利点があるのでしょうか。
実際に働いているスタッフの意見も参考にしているので、とても参考になりますよ。
いろんな車が運転できる事
レンタカー会社には店舗の規模によりますが、だいたい約50~200台くらい車があります。
そのなかにはいろいろな車の大きさがあります、軽自動車からハイエースGC(10人乗り)まで取り扱っています。
これが例えば、ニッポンレンタカー、オリックスレンタカー非メーカー系レンタカー会社)ではさまざまなメーカーの車種が揃っています。
実際に働いているスタッフは仕事をしながら車の乗り比べができて楽しいという声がありますよ。
社割で安くレンタカーを借りることができる事
レンタカー会社で働くと、レンタカーを一般価格より安く借りることができたりします。
実はレンタカー料金はさまざまな料金形態があり、みなさまがホームページで見る料金よりかなり安い料金ランクがあるのです。
例えば、飲食店でのマカナイみたいな考え方です。
なので福利厚生として、従業員は1番安い料金でレンタルすることができるのです。
ただしここはあくまでレンタカー会社によって変わりますので注意してくださいね。
簡単な整備の知識が身につく事
先ほど『レンタカー会社でアルバイトした体験談』でもお伝えしましたが、アルバイトをしながら車両知識を身につけることができます。
地域性にもよりますが、ほとんどの方は車を購入しますよね。
そして、車のメンテナンスの知識は教習所で習うくらいですが、実際その知識は役に立っているのでしょうか。
そもそも、たいていの物ってメンテナンスが必要になるので、車も同じく車両知識はある程度もつ必要があります。
それを働きながら覚えることができる仕事はレンタカー会社になります。
レンタカーのアルバイトするデメリット
レンタカー会社で働くメリットを紹介しましたが、世の中うまい話ばかりでは胡散臭くなりますよね。
レンタカー会社で約10年働いている私だから分かるデメリットもきちんと紹介しますね。
事故でレンタカーをぶつけてしまう可能性がある事
レンタカー会社で働くと絶対に車を移動することがあります。
車を移動するということは、事故の可能性が少なからず出てきます。
そういう意味で、例えば大学生協の求人など募集の対象から外されることもありました。
あくまで可能性の話ですが、こういった点を知っておいた上で働くことをおすすめします。
忙しい店舗などは洗車がきつい事
レンタカー業務には洗車がありますが、実際にやってみると大変です。
夏は暑くて汗だくになりますし、冬は手がかじかんだりします。
吹き上げにはタオルを使いますが、タオルは濡れていくので手が荒れたりします。
洗車の台数の目安として、忙しい店だと1日平均50台、暇な店でも平均20台くらい洗車業務があります。(空港カウンター店舗は除きます)
もちろん1人でずっと洗車することはないと思いますが、洗車台数の多さに比例して仕事の量が多く忙しくなるのは確かです。
レンタカーのアルバイト面接で注意するポイント【求人編】
レンタカー会社でアルバイトの応募するなら以下のポイントは押さえておくと良いです。
私も数えきれないくらい面接をさせていただいた経験があるからこそ、みなさんの力になれると思います。
もちろんレンタカーに限ったポイントだけではありませんが、基本としておさえて下さいね。
志望動機・志望理由
アルバイトの面接って、実はそこまで履歴書を重要視していないのが実情です。
なぜなら、逆にアルバイト募集している会社側に視点を変えると分かりやすいかと。
『会社の仕事が忙しくて人手が足りない』から募集するのが本質です。
では、どこを見ているのでしょうか?
どれくらい勤務できるか
まずは勤務できる日数です。
・週どれくらい出勤できるのか?
・勤務可能な時間帯は?
・土日は?
・大型連休は?
・多少の残業は可能か?
など聞かれる可能性があります。
履歴書に書いてあるだろと思うでしょうが、返答してあげてくださいね。
今まではフルタイム(週5勤で勤務時間はいつでもOK)みたいな人が優遇されていましたが、それは過去の話。
今では必要な時間帯に対して、必要な人数を配置する時代になっていると私は感じています。
コミュニケーション力があるか
面接の流れとして
履歴書確認→仕事内容説明→契約内容説明→質疑応答
というのが一般的です。
面接官はあなたにいろいろ質問してくるでしょう。
ここでは1つ『笑顔』を意識してみましょう。
なぜならレンタカー業は『接客業』に分類されます。
例えば、レンタカーの配車に行ったら、レンタカーを受け取ってくれる方と少なからず話すことになります。
また、レンタカー業務は工場などの業務と違い、スタッフ同士のコミュニケーションも必要になってきます。
先ほどお伝えした、回送は2人1組で行うというところです。
コミュニケーションという言葉を使うと難しく思われてしまうかもしれませんので『笑顔』という言葉を使わせてもらいました。
質問を用意しておく事
みなさんは過去、面接をした時に質問をしたことはありますか?
面接が終わりに近づくと、質問や疑問があるかどうか確認されますよね。
面接官はただの面接の流れとして聞いている訳ではありません。
簡単に言うと、やる気があるかどうかの確認をしているのです。
なぜなら短時間の面接という話のなかでレンタカーの業務や就業規則を理解できる人って、、、いませんよね。
そもそも全て説明できる訳もなく、面接官は業務で重要なポイントを説明してくれるでしょうが、それが私たちのような面接を応募した側が重要に考えているポイントと同じになるとは言いきれませんよね。
つまり、本当に働きたい想いがあるなら何かしらの質問をしてくるだろうというのが面接官の本音です。
これは効果抜群なので覚えておいて損はありませんよ。
服装・ピアス・髪色
これは面接する前の印象点ですね。
面接に行く時は絶対にスーツをおすすめします。
レンタカー業務は車を運転するので、少なくとも18歳以上の年齢になりますよね。
これから社会に出ていくのであれば、スーツのようなキッチリした格好で面接にくるのが当たり前という風潮があります。
ほんとは中身で勝負したいという気持ちは私は理解できますが、面接官はいろいろな人がいます。
他にも面接に出向くなら、ピアスは透明ピアスにするなり、髪の色はあまり派手にしないようにしましょう。
ちなみに今はレンタカー業界には茶髪のスタッフやネイルをしているスタッフ、ピアスをあけているスタッフはざいせきしております。
各レンタカー会社には服務規律があると思いますが、身だしなみの部分を簡単に言うと『派手にしたらダメよ』ということです。
オシャレ=自分をカッコよく&キレイにする格好
身だしなみ=相手に不快感をあたえないようにする格好
ということです。
レンタカー業務のアルバイト募集があるかどうか確認したい方はこちらをどうぞ。
※一括検索できるのでとても便利ですよ。
【まとめ】初心者でも安心なレンタカーのアルバイト
いかがでしょうか?
レンタカー会社ではお客様に快適に利用してもらう為に安心・安全な車の提供に力を入れています。
業務内容はデスクワークというわけではないので少し大変なところもありますが、車が好きな人にはいろいろな車が運転できるなどメリットもたくさんありますよ。
ぜひこの記事を参考にして、面接に合格できるよう祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。