こんにちは、エックスです。
大手レンタカー会社の現役店長がお伝えするレンタカーワールドへようこそ!
レンタカーでどこか遠くに行くのに、どういった車にしたらよいのか悩んでませんか?
遠出となると運転で神経つかうし、できれば長距離走行に適した車で出かけたいですよね。
この記事では
①長距離運転に適したレンタカーの車種
②長距離で乗り捨てした時のレンタカー会社別の相場
③長距離移動におけるレンタカーとカーシェアの比較
を解説します。
なぜ解説できるかと言うと
私は大手レンタカー会社に約10年間勤め現役店長として、1000件以上のレンタル予約を受けてきた事やハイブリッドカーの知識を理解しているからです。
この記事を読んでいただくと、安心して遠くに出かける為に適したレンタカーを見つけることができますよ。
ではさっそく行ってみましょう。
Contents
【レンタカーで長距離移動】おすすめハイブリッドカーの車種とは
レンタカーを使って長距離移動をするならハイブリッドカーをおすすめします。
もし長距離、長時間運転してもそこまで疲れない車なら、移動先でも少しは楽に行動できたら、それってすごく魅力的じゃないですか?
それを叶えてくれるのがハイブリッドカーです。
ハイブリッドカーの排気量はガソリン車に比べ若干おおくなりますので、高速走行など走行に安定感があります。
それに長距離移動するということはその分ガソリン代が心配になりますよね。
例えばコンパクトカーの平均燃費は1リッターあたり15kmに対して、ハイブリッドカーなら平均1リッターあたり24km走ります。
ただしガソリン車に比べてハイブリッド車は種類が少ないのが残念な点です。
これからの自動車業界は環境の面においても、ハイブリッドカーもしくは電気自動車の流れになっていくのは間違いありません。
前置きが少し長くなってしまいましたので、さっそく大きさ別におすすめハイブリッドカーをご紹介します。
【車の大きさ別】おすすめハイブリッド車種
プリウス
言わずと知れた元祖ハイブリッドカーのプリウス。
トヨタの車種で5人乗りのセダンタイプの車になります。
排気量は1800ccでとても走りやすく、1リッターあたり平均26~28km走る、私が知る上で1番燃費の良い車です。
ヴォクシーHV
車内が広く使える為、家族旅行など大人数でも乗れるハイブリッドカーのフリードハイブリット。
トヨタの車種で8人乗りのミニバンタイプの車になります。
排気量は1800ccでとても走りやすく、1リッターあたり平均16km走りミニバンクラスではかなり燃費が良いほうです。
アクア.ヴィッツHV.フィットHV
コンパクトカークラスのハイブリッドカーです。
車種は5人乗りの車ですが、5人乗ったら車内はキツイです。
通常、ガソリン車のヴィッツやフィットの排気量は1000~1300ccにくらべ、ハイブリット仕様になると排気量は1500ccになり、エンジンパワーも上がっております。
燃費は1リッターあたり平均22~26km走ります。
特にアクアは近年1番売れた車で大人気の車種になります。
※ここでの平均燃費は実際に私自身がハイブリッドカーを運転して出した数値になります。
レンタカーを長距離で乗り捨てした時の値段
レンタカーで長距離移動すると
『帰りは乗り捨てして、電車で帰ろうか』
『帰省できたからこっちで乗り捨てすればいいや』
など、乗り捨て(ワンウェイ)できたらいいなと考える方もいると思います。
乗り捨て(ワンウェイ)料金ってレンタカー会社でどれくらい違うが調べたことはありますか?
ここでは
・レンタカーの乗り捨て(ワンウェイ)時の5つの注意点
・各レンタカー会社別に乗り捨て(ワンウェイ)料金の詳細
を解説していきます。
レンタカーで長距離の乗り捨て(ワンウェイ)時の5つの注意点
レンタカーを乗り捨て時の注意点としては主に4つあります。
①乗り捨てできる車種とできない車種がある事
レンタカー会社には乗り捨てできるというオプションがありますが、どんな車でも乗り捨てできるというわけではありません。
例えば、マイクロバスは乗り捨ての対応をしていないことが多いです。
それ以外の車両はレンタカー会社毎に対応が変わっております。特にトラック系は対応していないレンタカー会社があるので注意してくださいね。
②乗り捨てできる範囲とできない範囲がある事
レンタカー会社によって乗り捨てできる範囲とできない範囲があります。
北海道と本州間などフェリーを使って移動するしかないように、乗り捨てできる範囲は一般的な道路での移動範囲と思ってください。
例えば、北海道は北海道内、沖縄県は沖縄県内ということです。
レンタカー会社によってはフェリーを使っての乗り捨て対応をしていますが、乗り捨て料金は相当な金額がかかると思いますので注意してください。
③乗り捨てするには受け入れ店舗の体制が整っている事
これは受け入れ店舗の営業時間や立地にかなり影響を受けます。乗り受けできるかどうかはレンタカー店舗の出発店と帰着店とのやり取りになります。
実際、空港カウンター店舗や駅前店舗だと駐車スペースに限りがあるので、受け入れ不可となってしまうケースがあります。さらにお盆休みなど長期連休になればなるほど受け入れてくれる可能性は低くなってしまいます。
④長距離の乗り捨ては思っているほど安くはない事
レンタカーの乗り捨て相場は以下で説明しますが、ここでは予備情報として説明しておきます。
例えば、東京から福岡に乗り捨てするとなった場合、なんと乗り捨て料金が約¥110000円前後もかかります。
なので事前に乗り捨てできるかどうかより、乗り捨て料金はいくらなのかを確認した上でレンタカーの予約をすることをおすすめします。
⑤乗り捨て時は忘れ物をしないように注意する事
レンタカーの忘れ物は原則セルフチェックなのですが、もちろんレンタカー返却時にスタッフが確認をします。
ただ時には忘れ物を見落としてしまうこともあると思います。その場合、忘れ物に気づくのは数日後になるのです。
というのは、乗り捨てされた車はレンタカーが出発した店舗へ後日回送されます。その後、車内の清掃に入った段階で『あれ?なんだこれ?』と気づくのです。
忘れ物の返却は原則着払いなので、忘れ物には十分注意して無駄な出費はおさえたいですね。
レンタカー会社別の乗り捨て(ワンウェイ)料金の詳細
ここではレンタカー会社別に乗り捨ての料金形態について解説します。
乗り捨て料金は随時変更される可能際がありますので参考程度にお願いします。
私がおすすめするレンタカー会社の乗り捨て対応のポイントを簡単にまとめてみました。
トヨタレンタカー【乗り捨ての内容】
まずはトヨタレンタカーの乗り捨て料金の特徴ですが、同一都道府県内は無料で乗り捨てできます。
また、乗り捨て料金は県ごとに料金体系が決まっているのも利用者目線では助かりますね。
ただし注意点として2つあります。
①北海道内には一部有料区間がある事
②関西国際空港から出発した場合、空港連絡橋通行料がかかる事
があります。
ニッポンレンタカー【乗り捨ての内容】
ニッポンレンタカーの乗り捨て料金の特徴ですが、営業所間が20km未満であれば無料で、それ以上は営業所間の距離10kmごとに乗り捨て料金が加算されていきます。
車種で2つのパターンに分かれており、内容としては乗用車(軽商業車含む)は¥880円(10㎞ごと)、ワゴン車・トラック(軽除く)は¥1,100円(10㎞ごと)となっております。
ただし注意点として3つあります。
①北海道内、四国内、沖縄県内の乗り捨て料金には特例の料金体系がある事
②関西国際空港から出発した場合、空港連絡橋通行料がかかる事
③特例区間(広島県、愛知県、静岡県)が設けられている事
があります。
オリックスレンタカー【乗り捨ての内容】
オリックスレンタカーの乗り捨て(ワンウェイ)料金の特徴ですが、距離制の料金体系となっております。また、車両クラスで乗り捨て料金に違いがあります。
一般車両は20km未満であれば無料で、20km以上50km未満は¥4,400円となり、以降50km毎に¥4,400円追加されます。
ワゴン車、高級車、商用バンは20km未満であれば無料で、20km以上50km未満は¥5,500円となり、以降50km毎に¥5,500円追加されます。
ただし注意点として3つあります。
①北海道内、四国内、沖縄県内の乗り捨て料金には特例の料金体系がある事
②関西国際空港から出発した場合、空港連絡橋通行料がかかる事
③トラック系(軽トラックを含む)、マイクロバスは乗り捨て対応していない事
があります。
レンタカーとカーシェアではどちらが長距離移動に適しているのか
レンタカーとカーシェアリングでは長距離移動に適しているのは、間違いなくレンタカーになります。
ちなみに私は決してカーシェアリングに否定的な立場ではありませんよ。
利用の用途によってはカーシェアリングをおすすめすることもありますが、長距離という点においてはレンタカーをおすすめします。
その理由を4つのポイントでまとめました。
レンタカーが長距離移動に適している4つの理由
①レンタカーのほうが車内がきれいに清掃されていること
長距離移動ということは長時間車内で過ごすということですよね。
カーシェアは前回の利用者から、車内の清掃がされておりません。
その点、レンタカーでは利用ごとに車内・車外の清掃が入りますので快適にレンタカーを利用することができます。
日常点検でも同じことがいえます。
レンタカーではレンタルごとに日常点検がされているので、使う側も安心して利用することができます。
②長時間になればなるほど、レンタカーのほうが安いこと
長時間契約となるとレンタカー代金とカーシェアリングの料金が気になりますよね。
これは実際に計算すればすぐに分かるのですが、
レンタカーでコンパクトクラスを72時間の契約をすると補償制度を全て加入して¥16,000円前後
カーシェアでコンパクトクラスを72時間の契約をすると補償制度を全て加入して¥20,000円前後
となります。
概算見積もりですが、およそ¥4,000円くらい差がでてしまいます。
③長時間契約の予約はレンタカーのほうが適していること
カーシェアリングはレンタカーの使い方と違って、ちょっと使いたい人には凄く適しているサービスです。
というのも、カーシェアリングはその名の通り車を共有しましょう、という感じです。
絶対に空車がないとはいいませんが、みんなで共有する車なので長時間で車を確保するという使い方に適していないのです。
車の予約情報を確認すれば分かりますが、実際にこのような感じで予約されています。
※サンプル画像
まとめ
いかがでしたか?
ハイブリッドカーはガソリン車より値段は高いですが、燃費が良く排気量もそれなりにありますので長距離運転でもストレスなく運転できます。
また、長時間契約ならカーシェアよりレンタカーのほうが使いやすく快適に出かけられますよ。
ぜひレンタカーで長距離移動を考えているなら、ハイブリッドカーを選んでみてくださいね。
ではまた!