こんにちは、エックスです。
みなさんの会社組織には副店長もしくはサブマネージャという役職があると思います。
一般社員とは違い、さまざまな管理と現場を任される副店長というポジションは店長マネージャにとって頼りになる存在です。
そして、副店長は期待されるあまり、仕事に対してネガティブな感じになってしまっている現状もあります。
この記事では
・副店長が辞めてしまう原因
・理想とする副店長とは
・副店長の能力を最大限に発揮させる3つのポイント
・副店長を辞めたいと思ってしまった時
について考えていきます。
会社組織にとって副店長は大切な存在であるからこそ退職されては困ります。
そしてなにより、本人の能力を最大限に発揮させることは副店長に限ったことではありません。
なのでこの記事が副店長というポジションを知るきっかけになり、さらなる成長に活用されると嬉しく思います。
私は管理職を約10年間経験し、人材育成を学び多くの副店長を見てきました。
現場目線なのでそんな的はずれなことはないかと。
前置きが長くなってしまいましたが、いってみましょー。
Contents
副店長が辞めたいと思う原因とは
副店長辞めてしまう原因とはどのようなことがあるのでしょうか。
ここはとても重要なので、細かく解説していきます。
まず、一般職から管理職になった時に必要とされる能力として、まず『マネジメント能力』があげられます。
・部下の能力を最大限に発揮させて、成果を上げさせる能力
・店舗オペレーションを効率の良い仕組みに改善する能力
・業務に関してリスクがないかを察知する能力
などです。
今までと違った管理する視点を求められる副店長は、社員目線とは別の判断を求められるステージに上がる為、プレッシャーを感じる方も多いでしょう。
そして、管理するということは『コミュニケーション能力』も求められます。
取引先とスタッフ間のコミュニケーションって全く違いますよね。あまり良い関係でない取引先なら、、、で済みますが、会社内だとそうはいきません。
はい、めっちゃストレスです。言った通りに動くはずもありませんので。
それくらい多くの関わりがでてきます。
それに今までプレイヤーという立場からプレイングマネージャに変わる為、実際には具体的には何をしたら良いのか分からないと言った声も多くよせられます。
そう、つまりよくわからないポジションは組織をおかしくします。
副店長の役割がわからない(教えてもらえない)
副店長の役割とはどのようなことでしょうか。
副店長になった社員はまず、ここを凄く疑問に感じています。自分にその役職が務まるのか不安にも感じているでしょう。
具体的な業務指示と客観的な視点の組み合わせが必要になってくる副店長というポジションは店長候補として高度なマネジメント能力を求められます。
詳しくはこちら
店長とコミュニケーションに問題がある
副店長に関わってくるコミュニケーションとはどのような関係があるでしょうか?
それは店長、社員の橋渡しが重要なポイントです。
上司の意向と部下の意見を調整するということは、今までの社員の仕事に比べて一気に複雑な立ち位置になります。
そんな環境では店長の存在がとても頼りになるので、店長とのコミュニケーションが重要になってきます。
店長と副店長の円滑なコミュニケーションは業務だけでなく様々な管理体制に関係します。店長への信頼が心の支えになる為、副店長としての成長速度にも確実に影響してきます。
さらに、なんでも言い合えるという意味ではありませんが、店長と副店長の連携は次の店長候補も含めた人材育成スキルも繋がります。
自分には副店長が務まらないと感じる
副店長の業務が不明確で店長との関係も上手くいかないと、副店長は不安をおぼえてモチベーションがどんどん低下していきます。そうなると自分が思いえがいていた理想の副店長像とのギャップにいたたまれなくなります。
特に以前の店舗ではもっと仕事ができたのに。と自己嫌悪してしまう副店長を多く見てきました。
ここはシンプルに考えてみるのが良いでしょう。
それは副店長の職責や職能を明確にすることなのです。
理想とする副店長とはどのような人物なのか
先ほど、理想の副店長像という言葉を使いましたが、そもそも理想とする副店長とはどのような人物なのでしょうか。
結論から言うと、まず副店長になったばかりの方はあるべき理想像をもつ必要はありません。
そもそも理想としている副店長増が間違っていたら、やることなすこと全て間違ってしまいますよね。
むしろ今まで経験した副店長の良いところは真似して、悪いところはやらない程度で十分ですよ。
そして、新たに副店長を受け持つ店長さんは副店長に過度な期待はしないでください。
副店長になるというのは社員の延長線ではなく、店長一歩手前の状態です。その副店長への理想や期待に満たなかった時、それを自分の指導の改善に繋げるくらいの余裕がもてるといいでしょう。
しいて言うなら、理想の副店長とは物事を主体的に考えられる思いやりのある人物ではないでしょうか。
つまりやることに対して責任をもち、店長の気持ちとスタッフの気持ちを理解し、努力できる人物です。
副店長の能力を最大限に発揮させる3つのポイントとは
副店長は多くのプレッシャーと戦う中で、唯一その気持ちが理解でき、支えとなれるのが店長になります。
なぜなら店長が店舗の体制やスタッフの育成に関して1番多くコミュニケーションをとるのは副店長だからです。
ここでは店長として副店長の力を最大限に発揮させるポイントを3つお伝えします。
副店長というポジションを明確する事
店長は副店長が店舗でどのような存在を担うのかを明確にしてあげましょう。
実は店長も自分が不在の中、どのように店舗運営されているか不安なのです。
そこで店長は店舗運営の方向性を副店長と共有する必要があります。その上で副店長が持っている人間性を理解し、副店長に合ったマネジメント方法を指導していきましょう。
ここでポイントとなるのは副店長の人間性、つまり性格の部分でしょう。
厳しく指導するのが得意な方もいれば、優しくてなるべく人との衝突を好まない方もいます。
やることは一緒でも、やり方はたくさんありますからね。
副店長を信頼して任せる事
店長は副店長に判断できる範囲を持たせてあげましょう。というのも、頼られるということはモチベーションにも繋がります。
それに1番に得られる効果としては、経験値が上がることです。
よく副店長に任せても時間がかかるし、思うような結果にならなかった。という意見がありますが、それは論外です。
実際、私の見解として言えるのは任せる能力が低いから、任せられた側が苦労するだけです。
ポイントとなるのは報告・連絡・相談ですね。
・何を
・誰と
・どのような方法で
・どれくらいの期間で
・どのタイミングで報告し
・どんな結果を得られるのか
などなど調べればたくさんありますが、あくまで店長は報告体制を整え、副店長は望む結果に対して考え実行する。
これだけで十分ですよ。
気楽に考えている副店長はいない
そして最初にも伝えましたが、副店長というポジションをお気楽に考えている社員はいません。
そしてそのプレッシャーから誰にも打ち明けられない気持ちに押し潰されてしまう副店長を実際に見てきました。
任せることと同様に、副店長の能力を発揮させるもさせないも店長次第なのです。
もちろん店長も大変な中間管理職なのは分かりますが、一緒に働く仲間にツラい思いをさせてしまうのは店長の本意ではないはずです。
マネジメントとは『人を通して結果をだす』
認めてあげる部分と改善してもらう部分を俯瞰してみていきましょう。
どうしても副店長を辞めたいなら
ここまでを通して、副店長は一般社員と異なることが理解できたと思います。
組織だと様々な意見や考え方があるので、より複雑に思えてしまうがゆえに副店長が嫌になり退社されてしまうケースを多々みてきました。
でもそれは人材の問題ではなく、体制の問題の方がおおいのが現状です。
そんな時は最終手段として『転職』するのも考えておきましょう。
というのも、組織で副店長になった実力をあなたは気が付いていないかもしれません。会社としても、実力がない人を副店長というポジションには付かせませんからね。
ここでは転職するにあたり、おすすめサイトをご紹介します。
・転職するならまずはリクナビに登録しておけば十分です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
副店長というポジションは考えれば考えるほど複雑に思えてしまうかもしれません。
ですが、答えはシンプルです。
店長代理として、力を発揮させる役割を与えてあげれば副店長のみならず、組織全体として力を発揮できるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた!